地球環境

京都議定書 気候変動枠組条約

気候変動枠組条約とは、気候変動がもたらし悪影響を防止するための原則や措置を定めた条約です。1994年に発効し、約190の国とEUが加盟する国際連合下の条約です。特に温室効果ガスの増加が地球温暖化をもたらし、自然の生態系に影響があることを共通の確認事項とし、現在及び将来大気中のガス濃度を安定化することを目的としています。

ああ ぼちぼち おつきあいください。

でですね、その定例締約国会議のことを地球温暖化防止会議とか言いまして、京都議定書はその第3回締約国会議(COP3と表記)で議決されました。
先進国は1990年を基準に、2008~2012年に6種類の温室効果ガスを少なくとも5%以上削減することが目標とされました。

つまり現在がまさに京都議定書の実行期限となります。ところが問題はいろいろあります。

世界最大の温室効果ガス排出国のアメリカが批准していません。
削減目標を達成しつつある国もあれば、目標から大きく後退した国もあります。
ドイツ-19.5% フランス-7.1% イギリス-15.4%など優秀なくにもあれば、日本+7.1%というようなところもあります。日本は-6%が目標なのに増加していますし、この数年も増加傾向にあります。政府の対策がほとんど効果がなかったと諸外国からは厳しい指摘を受けています。

また経済発展を続ける中国やインドが何らかの義務を負っていないということもあります。

昨年の12月にデンマークのコペンハーゲンでCOP15(第15回締約国会議)が開催されました。京都議定書以後の削減目標などの合意を目指しましたが、先進国と途上国で激しく意見が対立しました。さらに先進国内でも議定書をめぐり対立が表面化しました。

各国は個別に目標値を表明しています。日本は1990年を基準に2020年に25%削減という高い数字を掲げました。

現在のところ京都議定書以後は協議中です。日本やEUは、個別目標ではなく中国やアメリカなども含めひとつの議定書に各国の数値を定めることを目標にしています。

明日以降は、日本の温室効果ガス削減目標25%について記してみます。

ああ 花見で飲みたい

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IPCCの基本的なこと

地球温暖化(20世紀後半からの温暖化)の大きな要因は、昨日書き込みました温室効果ガスによるとされています。

ただしこれは仮説でありまして今後も引き続き検証されていく命題です。ですから、仮説に対し誤りであるとか、そもそも温暖化していないとか、陰謀論などの批判があります。

わたしは、この仮説を相当に信じることができると考えています。例えば世界的な温室効果ガス削減の会議で、その削減目標の設定などの議論で先進諸国と発展途上国の間で紛糾します。
紛糾はしますが、共有された判断基準としての上記の仮説は否定されていません。国家間の枠組みの中では認証された基準として定着しています。

さてタイトルのIPCCとは何か。

気候変動に関する政府間パネル(Intergovernmental Panel on Climate Chang)略してIPCCは、国連の下部組織です。1988年に設立され、気候変化に関する科学的判断基準の提供が目的であり、地球温暖化に関する科学的知見の集約と評価を主な業務としています。数年おきに評価報告書を発行しています。

2007年にアル・ゴア元米副大統領とともにノーベル平和賞を受賞しました。

最新(2007年)の第4次評価報告書は、130国以上から450人超の代表執筆者800人超の執筆協力者の寄稿、そして2500人以上の専門家の査読を経て作成されました。
この報告書は信頼に足るものとして世界中で認められていますし、各国の環境政策に大きな影響を及ぼしています。

いや、多少退屈であります。ええっとですね、「国連の機関で地球温暖化は温室ガス効果による仮説をほぼ確実にした」と少々乱暴ですが、覚えておいてください。

第4次報告書から集約された考え方をいくつか抜き出します。

1.われわれを取り巻く気候システムの温暖化は決定的に明確であり、人類の活動が直接的に関与している。
2.気候変化はあらゆる場所において、発展に対する深刻な脅威である。
3.地球温暖化の動きを遅らせ、さらには逆転させることは、われわれの世代のみが可能な挑戦である。

時間と規模を意識させる強い勧告内容となっています。

IPCCは基本的に学術機関ですから、その提言を実行に移す作業は別の機構にゆだねられます。そのひとつが、気候変動枠組条約です。この内容と京都議定書のことを明日以降記してみます。

ああ なるべくわかりやすくとは思っているのですが、重いですよね。
しかし環境省の文書などでは苦痛が先に立ちます。オツキアイしてください。

ああ 花見で飲みたい

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温室効果ガスの基本的なこと

温室効果ガス ニュースの言葉で普通に使われるようになりました。

温室効果といえば農業が盛んな田主丸エリアではビニールハウスを思いうかべます。ビニールハウスの地面が太陽光で温められ、その熱が伝わった空気が対流拡散しますが、ビニールに閉じ込められることによって室温が上昇します。

実は温室効果ガスとは原理が違うのですが、現象が似ているのでこのようなネーミングになっています。

地球の場合(惑星によって違います)地表から放射される赤外線(元は太陽光です)が、大気中の物質に吸収されることでエネルギーとして大気圏外に出ないでとどまることになります。結果、大気圏内の気温が上昇することになります。

もっともこの温室効果がなければ、仮に現在の平均気温が15℃の地球は-20℃ぐらいの寒冷な惑星になっていると推測されています。

適切な温室効果は生物が存在する条件なのですが、いま問題とされているのは上記のエネルギーを吸収する大気中の物質、つまり気体が増加しているということです。

実は水蒸気がもっとも温室効果があるのですが、これは大気と地表を還流しますので対策対象から除外されています。そして最大の効果ガスは二酸化炭素CO2とされています。

ですからさまざまな資料も二酸化炭素換算として表記されています。

日本の温室効果ガスの排出量は二酸化炭素換算で年間13億7100万トンで、世界に占める割合は約5%です。

と、今日はここらへんまで基礎的知識のお話です。

わたしたちがクブチ沙漠で植林しているポプラの木は、成木になりますと二酸化炭素を年間50kg吸収します。九州田主丸隊の累積植林数1万2千本が成木になれば、約600トン吸収することになります。もちろんあのポプラは温室効果ガスの削減以外にも、沙漠化の防止、黄砂の飛来防止、環境の再生など多面的役割を果たしているのはまちがいありません。

おお 環境系NPOにふさわしいようなエントリーです。やればできるもんです。
わたしの復習になるし明日もガンバロー。

ああ 花見で飲みたい

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地球温暖化2

サモア諸島やスマトラ島の巨大地震には驚かされました。多数の死者行方不明者が出ています。なくなられた方に謹んでお悔やみ申し上げます。

地震は自然災害ですが、予測は困難であり、建造物などの被害を最小限に抑えるか準備するぐらいしかありません。

先日の記事で紹介したIPCC(気候変動に関する政府間パネル)の第4次評価報告書は、定説化した仮説と紹介すればよいでしょうか。

原文を日本の気象庁が訳出したものがあります。

わたしは折をみてすこしずつ読んでいます。まあ、ずいぶんコンパクト化したリーフレットなど作ってみようかという気もあります。

わたしが小学校低学年の頃、40年以上前のことになりますが、水縄小学校での思い出です。冬になると、山間部には雪が降りました。
ズックではなく長靴をはいて、小学校に通った記憶があります。担任の先生は、体育の授業などを急に変更して、グラウンドや今で言う山苞の道などで雪合戦をしました。

ここのところ、水縄地区には幾日も雪が降りつむことはありません。夜間からの雪があっても、積雪は10cm以下でその日の内に溶けてしまいます。

これは地球温暖化の影響だと考えますが、皆さんいかが思われます。

上記報告書には、50年100年先に地球環境が劇的な変化を遂げるとあるわけではありません。短期的に、異常気象は頻発する可能性が高いと予測されています。
ですからわたしたちそのつぎの世代さらにそのつぎの世代にかけて、わたしたちが自然環境をいつくしみ、必要な手をいれ、保全に努め、そして生活様式をあらためていけば十分に対応できる範囲と、わたしは読み取りました。

成長したポプラ200本。これが達成できれば、平均的日本人一人が年間に排出するCO2が吸収されることになります。
またわたし個人は、生活様式を落とすことにもためらいがありません。

子どもたちも過保護にならないようにしています。心身とも骨太になるようにと心がけています。

先日、水縄小学校のPTA理事会で運動会を春に開催するか秋に開催するか議論がありました。
わたしは、地域的祭りの一環として秋の開催を希望しましたが、多数派は春の開催でそのように決定しました。

それぞれたくさんの理由がありましたが、ひとつ気になったのは、9月がまだ気温が高く子どもたちの体力の消耗が激しいというものがありました。
ここでも地球温暖化とも思いましたが、もっと肉体的な虚弱な保育園児は秋に運動会をやっているのですから、理由にはなりませんね。

酒の席での話で恐縮ですが、緑の応援団の理念的なものの構築、組織運営上のシステム、そうしたものをしっかり準備する時期が来たような気がします。

にぎやかに楽しく仲間と地球環境問題に取り組む、その方向性は変わりませんが、数年先を見すえて議論を始めたいと思います。
皆様の率直な声を寄せていただきたいと考えます。

むずかしいことはやさしく やさしいことは深く 深いことはゆかいに ゆかいなことはもっとゆかいに (井上ひさしさんの言葉を拝借) そしてみんなで楽しく

そうした緑の応援団づくり 緑の応援団さがし これをテーマに、わたしは考えてみたいと決めました。
比較的単純な事務作業は、もっと若い人たちにゆずっていきたいと思います。

もちろんアクセスしていただいたら「おもしろかった」の評価が最高ですが、今後は時々まじめな話が出てくる予定です。

今後もよろしくお願いいたします。

井上ひさし&山元護久 コンビの脚本でした。

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地球温暖化

鳩山首相がこの国の世界公約として「温室効果ガスを90年度比25%削減する」と述べたことは先日の記事に書き込みました。

温室効果ガスによる地球温暖化を懐疑する意見が一部にあることは知っています。ただ、IPCC(気候変動に関する政府間パネル)の第4次報告書は、非常に信頼性あるものとして定説化しています。

世界中の学者の共同作業、理論展開・検証・実証をとおして、各国ともこの報告書を基準に議論しているわけです。

先進諸国と中国・インドなどの間には、対立といっていい構造がありますが、この第4次報告書を中国やインドが否定しているわけではありません。

地球自体は、さまざまな要因で気候変動が繰り返されてきました。近年問題になっている地球温暖化問題は、20世紀後半からの温暖化の問題です。
しかも、人為的なものに起因する気候の変動であり、具体的には地球表面の大気や海洋の平均気温が長期的に上昇する、と定義付けられています。

と、このくらいは緑の応援団必修課目のさわりです。

豪雨・旱魃・酷暑・台風の発生などの短期的現象から、特定生物の絶滅や生態系の破壊、あるいは食糧危機など人類への直接的影響など、さまざまな災いを及ぼすとされています。

戦争とは違いますが、文明や生命存在そのものを脅かす脅威になるかもしれません。
わたしは緑の応援団の一員ですから、普通に暮らす方々よりこうした問題に反応いたします。

ただ暗い話ばかりではありません。新しい産業創出につながる可能性があります。敗戦後、技術立国できたこの国の持てる潜在能力を傾注すれば、壮大なビジネス環境があるのではないでしょうか。

かつてマスキー法というきびしい排気ガス規制法案がアメリカで成立したとき、ホンダの総帥本田宗一郎氏は、逆手にとってCVCCという画期的なエンジンでアメリカ市場に大進出しました。

環境問題は日本に聞け。そうした時代が来るのを希望します。

子どもたちが大きくなったとき、なりたい職業のトップはサッカー選手ではなく、森林保安隊(森林レンジャー)そんな時代が来るかもしれません。
農業は国土保全産業であり、水と空気をつくり温室効果ガスを吸収する地球環境へ一番役立つ産業として脚光を浴びている、そんなことも夢想します。

植木苗木のまちから沙漠緑化に取り組む一員として、ちょっとまじめに今日は考えてみました。

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